ドラマ『恋慕』OST(挿入歌)全7曲を紹介!
『恋慕』(原題:연모)は、2021年10月11日から12月14日までKBSで放送されたパク・ウンビン、SF9のロウン主演のドラマです。
日本ではNetflixで配信されています。
https://www.netflix.com/title/81430282
SUPER JUNIOR-K.R.Y.、LYn、ペク・チヨン、The Adeのアン・ダウン、VROMANCE、Cherry Bulletのヘユン、そして主演のロウン自身が参加した『恋慕』のOST(挿入歌)を紹介していきます!
ドラマ『恋慕』概要
見どころ・キャスト
見どころ:
韓国ドラマ「恋慕」は、双子に生まれ、女児という理由だけで捨てられた子が兄の世孫の死により男装して世子になって起こる秘密の宮廷ロマンス。
同名の漫画が原作。全20話。Netflix同時配信。
王世子イ・フィを女優パク・ウンビンが、イ・フィの師匠チョン・ジウンをロウン(SF9)、王室の親戚イ・ヒョンを俳優ナム・ユンス、イ・フィの護衛武士キム・ガオンをビョンチャン(VICTON)、吏曹判書の一人娘シン・ソウンを女優ペ・ユンギョン、兵曹判書の末娘ノ・ハギョンをチェヨン(DIA)が演じる。キャスト:
引用: WoW!Korea https://www.wowkorea.jp/profile/201044.html
パク・ウンビン、ロウン(SF9)、ナム・ユンス、ペ・ユンギョン、ビョンチャン(VICTON)、チェヨン(DIA)
予告映像
ドラマ『恋慕』OST(挿入歌)リスト
- SUPER JUNIOR-K.R.Y. 「Shadow of You (影の愛)」
- LYn 「One and Only (分かっています)」
- ペク・チヨン 「IF I」
- アン・ダウン(The Ade)「I Believe」
- VROMANCE 「Hide and Seek (鬼ごっこ)」
- ヘユン(Cherry Bullet)「バレバレ (Full of You)」
- ロウン(SF9) 「No Goodbye In Love(さよなら)」
ドラマ『恋慕』OST(挿入歌)紹介
01. SUPER JUNIOR-K.R.Y. 「Shadow of You (影の愛)」
『恋慕』OST一曲目を飾るのは、男性グループSUPER JUNIORのボーカル担当キュヒョン、リョウク、イェソンの3人から構成されるグループ内ユニットSUPER JUNIOR-K.R.Y.。
ドラマOSTの参加は2012年以来、9年ぶりの参加となりました。
キュヒョン、リョウク、イェソン3人の息の合ったハーモニーは、美しくも哀しくもあり、時代劇を連想させるストリングスの音色が歌声をより一層引き立てています。また、叙情的なメロディは心に染み込むように感動を与えてくれることでしょう。
あなたのそばに一緒にいられるのなら、影のように生きても良い、気持ちを伝えられなくても愛しているという内容の歌詞になっており、このドラマの切ない愛を予感させてくれます。
この楽曲の音には、静と動の起伏があり、主人公の心情がまさに表現されているかのように、ドラマのシーンとシンクロしています。
「Shadow of You (影の愛)」の作曲は、ドラマ『一緒に夕飯食べませんか?』OSTで Sondiaが歌った「私の星」など、ドラマOSTの数々の楽曲を手掛けている作曲家イ・ヒョンスンが担当しています。
02. LYn 「One and Only (分かっています)」
1年に一回のペースでドラマOSTに参加しているLYn(リン)。
バラードの女王と呼ばれ、どんな楽曲も壮大な世界観で表現するLYnの歌唱力に注目して聞いてみて下さい。
「One and Only (分かっています)」は、女性歌手ソン・スンヨンが2012年にリリースした「胸よ、胸よ」のリメイクで、原曲の歌詞を変更し新しいタイトルとして生まれ変わりました。
(この曲は、芸能事務所RBWの創業者でありプロデューサーのキム・ドフンと作曲家パク・グンテによって作られました。)
LYnの哀愁漂う歌声は、弦楽器であるかのように繊細で美しく、全体を優しく包み込むようなストリングスや幻想的なピアノの演奏と溶け込み、スケールの大きいバラードに仕上がっています。
LYnの表現力豊かな歌唱力と感動的なシーンにとても似合う叙情的なメロディに、心を揺さぶられることは間違いないでしょう。
FNCエンターテインメントの代表であり作詞家のハン・ソンホによって、日差しのように眩しく近づく君の愛を手に入れることが出来ず、ただ心に刻むしかない運命を切ない歌詞で描かれています。
また、LYnの楽曲をもっと聞いてみたい方は、[Killing Voice] LYnをご覧下さい。
03. ペク・チヨン 「IF I」
“OSTの女王“と呼ばれ、バラード歌手の最高峰に君臨するペク・チヨン。
叙情的なメロディを訴えかけるように歌い、ハスキーで憂いを帯びたその歌声は、リスナーを一瞬にしてドラマの世界に引き込みます。
恋心を隠さなければならないイ・フィの心情が切なく描かれている叙情的なメロディのバラード「IF I」。
イントロは儚げで美しいピアノの演奏から始まり、静かに繊細に歌うペク・チヨンの歌声は、徐々に熱を帯びて行きます。
2コーラスのサビ後とブリッジのつなぎ目はなく一気に最高潮へ達し、ペク・チヨンの最大の魅力である伸びのあるハイトーンボイスを堪能することが出来ます。
主人公の揺れ動く感情に呼応したペク・チヨンの絶妙な表現力によって、悲しみや切なさが極大まで引き出され、ドラマの世界観への没入度を高めてくれることでしょう。
「IF I」は、Ben(ベン)や4MENなどの楽曲やドラマ『オーマイビーナス』OSTの楽曲を手掛けたプロデュースチームVIPが制作しました。
「IF I」のレコーディングバージョンの映像もあります。
レコーディングバージョン映像
また、ペク・チヨンの楽曲をもっと聞いてみたい方は、[Killing Voice] ペク・チヨンをご覧下さい。
04. アン・ダウン(The Ade)「I Believe」
男性ギタリストキム・ギュニョンとのデュオ「The Ade」のメンバーとして活動しているアン・ダウン。
2015年にドラマ「上流社会」OSTに参加した楽曲「そうしないで」で注目を浴びました。(当時のグループ名はAcoustic Collabo)
可愛らしいルックスにもかかわらず、哀愁漂う歌声が印象的なバラードを得意とする女性歌手です。
「I Believe」は、アン・ダウンの繊細で物哀しい歌声と温かみのあるストリングスの音色が絶妙に織り込まれたバラードです。
何も言わずただ見つめることしかできない悲しい気持ちが叙情的なメロディを通して表現されており、感傷に浸れる楽曲になっています。
最後のサビ直前のブリッジで、アン・ダウンの声が一時的に力強く感じられるところに、悲しみの心情が強く表れています。
淡々とした雰囲気の楽曲ですが、バラード好きなリスナーには琴線に触れる一曲であることは間違いありません。
この曲の制作は、ドラマ『スタートアップ: 夢の扉』『先輩、その口紅塗らないで』『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』などのOST楽曲を手掛けた制作チームAIMINGが担当しました。
また、AIMINGの弦楽器部門Aimstringsが、オーケストラのストリングス・アレンジを手掛けています。
05. VROMANCE 「Hide and Seek (鬼ごっこ)」
MAMAMOOと同じ事務所RBWに所属している4人組ボーイズグループVROMANCE (ブロマンス)。
グループ名「VROMANCE」は、VOICE、BROTHER、ROMANCEの合成語で、4人の歌声でロマンスをプレゼントするという意味が込められています。甘い歌声で魅了する実力派ボーカルグループです。
春の日差しのような温かみが感じられるミディアムテンポの楽曲です。VROMANCEのメンバーの甘い歌声が心地良く、癒しを与えてくれるでしょう。
つかめそうでつかめない愛が表現されており、夢に出てくるあなたへの愛をささやくという内容の歌詞になっています。
この曲の制作には、FNCエンターテインメントの代表ハン・ソンホが作詞作曲に参加しています。
VROMANCEが参加した以前のドラマOST楽曲「神秘的なんだ(ドラマ『マン・ツー・マン』 OST)」や「Now(『SUITS/スーツ』OST)」は、リズムと躍動感がフィーチャーされた楽曲であるのに対して、「Hide and Seek (鬼ごっこ)」は、VROMANCEのボーカルに焦点が当てられ、歌唱力の高さを十分に味わうことの出来る楽曲であると言えます。
06. ヘユン(Cherry Bullet)「バレバレ (Full of You)」
Mnetのオーディション番組「PRODUCE 48」出身で、現在ガールズグループCherry Bulletのメインボーカルとして活躍しているヘユン。
Cherry BulletのYouTubeチャンネルでは、様々なアーティストのカバーをしているヘユンの歌唱力に注目して聞いてみて下さい。
80年代ポップスを連想させ、Cherry Bulletのヘユンの可愛らしい歌声と優しさ溢れるメロディが印象的な楽曲です。ポップス好きなリスナーの心をくすぐるポイントが散りばめられており、聞けば聞く程にこの曲の魅力に惹かれることでしょう。
この曲の特筆すべきは、2コーラス目だけに Bメロが差し込まれているという点です。Bメロに入るとリズムが止まり、エレクトリックピアノを背景に美しくも切ない心惹かれるメロディがサビへとつなぎます。このハッとさせられる創りにポップセンスを感じざるを得ません。
劇中のイ・フィとチョン・ジウンが恋に落ちる瞬間が描かれ、頑張って隠そうとしても隠しきれない感情を表現した歌詞が「バレバレ」というタイトルに表れています。
「バレバレ」の制作は、FNCエンターテインメントの代表ハン・ソンホが作詞を、本OST1曲目の「Shadow of You (影の愛)」を手掛けた作曲家イ・ヒョンスンが作曲を担当しています。
07. ロウン(SF9) 「No Goodbye In Love(さよなら)」
ドラマ「偶然見つけたハル」でハル役を演じて人気が急上昇したSF9のロウン。
本ドラマ「恋慕」では、イ・フィの師匠チョン・ジウン役として主演し、演技だけではなく歌声を披露しています。
「No Goodbye In Love(アンニョン: さよなら)」は、互いに恋い慕う心を持っているにもかかわらず、チョン・ジウンはイ・フィにさよならを言うしかない悲しい運命が表現された楽曲です。
劇中のチョン・ジウンの心情をロウン自身の歌声で絶妙に表現し、叙情的なメロディがノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。
サビの直前の伸びのあるロウンの歌声はおぼろげに感じられ、叶えられない愛をより極大化して、ドラマへの没入感を一気に高めます。
芸能事務所RBWのプロデューサーであるキム・ドフンが作詞作曲、編曲を担当し、FNCエンターテインメントの代表ハン・ソンホが作詞に加わっている豪華メンバーによる制作となっています。また、コーラスには、VROMANCEのパク・ヒョンギュが入っています。
ドラマ『恋慕』OST まとめ
『恋慕』OST(挿入歌)全7曲を紹介しました!
バラード曲を中心に、ベテラン歌手から若手グループまでバランスの取れたアーティストで構成されていました。他のドラマOSTと比べると少ない曲数ですが、聞き応えのあるOSTであると感じます。
『恋慕』OSTで注目したい点は、”バラードの女王“のLYn(リン)と”OSTの女王“のペク・チヨンが参加しているところです。
『太陽の末裔』『青い海の伝説』『師任堂(サイムダン)、色の日記』『九尾狐伝(クミホ伝)』
『アイリス』『シークレット・ガーデン』『プロデューサー』『それでも僕らは走り続ける』
LYnは、主人公が繰り広げる壮大な世界観を表現しているのに対して、ペク・チヨンは、主人公の心情の深さや奥行きを繊細に表現しています。お互いの表現力、個性がぶつかること無くこの2人を起用した音楽監督のセンスの素晴らしさを感じました。
主人公を演じているSF9のロウンの所属事務所であるFNCエンターテインメントの代表ハン・ソンホが本OST4曲の制作にかかわっているのと、同事務所所属のガールズグループCherry Bulletのヘユンが参加していることから、FNC色の強さを感じさせるOSTであると言えます。
今回もまた素晴らしいOSTに出会えました。
今後もワクワクした韓国ドラマライフを楽しんで行きましょう!