ドラマ『スタートアップ: 夢の扉』OST(挿入歌)全17曲を紹介!
『スタートアップ: 夢の扉』(原題:스타트업)は、韓国のtvNで2020年10月17日から2020年12月6日まで放送されたペ・スジとナム・ジュヒョクが主演のドラマです。
日本ではNetflixで見ることが出来ます。
日本でもNetflixでTOP10に入るほど、人気のドラマになっています!
それでは、『スタートアップ: 夢の扉』のOST(挿入歌)全17曲を紹介します!
ドラマ『 スタートアップ: 夢の扉』概要
見どころ・キャスト
見どころ:
引用: WoW!Korea http://www.wowkorea.jp/profile/200937.html
韓国ドラマ「スタートアップ」は、韓国のシリコンバレーで成功を夢見る若者たちの始まり(START)と成長(UP)を描いた作品。
カフェ、宅配、ゴルフ場、書店、コールセンターなど様々なアルバイトを経験して英語、日本語、中国語まで堪能なソ・ダルミをスジ(元Miss A)が、ダルミの祖母チェ・ウォンドクを女優キム・ヘスク、ダルミの母チャ・アヒョンを女優ソン・ソンミ、サムサンテク創業者で天才的なスポーツウェアエンジニアのナム・ドサンを俳優ナム・ジュヒョク、SHベンチャーキャピタルの首席チーム長ハン・ジピョンを俳優キム・ソンホ、スタートアップネイチャーモーニング代表のウォン・インジェを女優カン・ハンナが演じる。
キャスト:
ペ・スジ(元Miss A)、ナム・ジュヒョク、キム・ソンホ、カン・ハンナ
予告映像
https://www.netflix.com/title/81290293
ドラマ『スタートアップ: 夢の扉』OST(挿入歌)リスト
- Red Velvet 「未来」
- チョン・スンファン 「Day & Night」
- キム・ピル 「ある日 僕たち」
- スンヒ、ジホ、ビニ (OH MY GIRL) 「I Know」
- ガホ 「Running」
- 10cm 「Where Is Dream」
- DAVICHI 「My Love」
- CHEEZE 「偶然に少しでも」
- Ailee 「Blue Bird」
- サンドゥル (B1A4) 「大人の日記」
- ウェンディ (Red Velvet) 「二文字」
- 赤頬思春期(BOL4) 「Love Letter」
- Jamie(ジェイミー)「想像した夢」
- スジ 「My Dear Love」
- Kassy 「私を愛した最初のあなたに戻ってきて」
- チョン・ウンジ (Apink) 「独り言」
- K.Will 「君一人だけ見つめる人」
ドラマ『スタートアップ: 夢の扉』OST(挿入歌)紹介
01. Red Velvet 「未来」
OST一番目の”スタートアップ”にふさわしい、洗練されたRed Velvetの歌声でスタートを切ります。
青空をイメージするような”清々しさ“と張り詰めた”不安な気持ちや陰り“を感じる、二面性を持つこの曲は、「未来」というタイトルが示すように、”不安な明日“は”信頼出来る人の存在“によって”未来“を照らしてくれたら進んで行けるというメッセージが込められた楽曲です。
『ホテルデルーナ』でRed Velvetが聴かせてくれた「どんな星より」のような明るくゆるい感じも魅力的ですが、「未来」のような歌唱力にスポットライトを当てられている曲は、これまでのRed Velvetが歌ってきたOST作品には少なく、クールな魅力が引き出されていると感じます。
曲の最初から最後まで絨毯のように敷き詰められているシンセパッドの音や、サビの合いの手で入るサンプリングボイスは、印象的で耳に残ります。
この曲は、『梨泰院クラス』『偶然発見した一日』などのドラマOSTの制作で活躍しているプロデュースチーム”TAIBIAN(タイビアン)“と”バーク“による作詞作曲です。
02. チョン・スンファン 「Day & Night」
繊細で表現力豊かなチョン・スンファンの歌声に癒され、さらに甘いハミングに魅了されることでしょう。
優しい音色のピアノと温かみのあるストリングスが調和し、春の日の風景が見えてくるような、穏やかな気持ちにさせてくれるバラードです。
チョン・スンファンは、2015年にオーディション番組「K-POPスターシーズン4」で準優勝を獲得し、2016年にデビュー。その後、自身の楽曲をリリースしながら、数々のドラマOSTに参加しています。
以前、チョン・スンファンが参加したドラマOSTも紹介していますので、チョン・スンファンの歌声に興味を持たれた方は、以下のページも是非ご覧ください!
『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』 #11 「風」
『私の国』#01 「それは君だから」
03. キム・ピル 「ある日 僕たち」
ドラマ『梨泰院クラス』や『サイコだけど大丈夫』のOSTに参加し、大ヒットドラマには、欠かすことの出来なくなったキム・ピル。
曲の序盤は静かな雰囲気ですが、曲の後半に行くにつれ、キム・ピルの歌声に熱がこもり、さらにコーラスが加わることで厚みが増し、感動を呼び起こします。
この曲は、音楽監督パク・セジュンが作詞作曲を行い、作曲家ソ・ジェハ、キム・ヨンソンが制作に加わることにより、叙情的なメロディで力強さが感じられるバラードが生まれました。
キム・ピルの新しい楽曲を聴く度に、毎回違った印象を感じることがあるのですが、それは、キム・ピルは曲によって表情を変えることが出来る才能を持っているからだと思います。
表現の幅が広いため、今後も様々なドラマOSTで重宝される存在となるでしょう。
04. スンヒ、ジホ、ビニ (OH MY GIRL) 「I Know」
春のひんやりした空気に、OH MY GIRLのスンヒ、ジホ、ビニの3人が温かさを吹き込み、夢心地な気持ちにさせてくれます。
ビニとジホの優しい歌声に和み、サビでのスンヒの繊細なファルセット(裏声)に癒される、ヒーリングミュージック的な存在です。
「あなたと一緒にいた 時間があるから 耐えられる」という歌詞にソ・ダルミのナム・ドサンに対する気持ちが描かれているように感じます。
この曲の制作は、DAVICHI(ダビチ)「あなたに言えなかった私の最後の言葉は」、ホ・ガク「聞きたかった言葉」、Crush「Sweet Love」、TWICE「Melting」などを手掛けたプロデュースチームARTMATICが担当しています。
スンヒ、ジホ、ビニが歌っているLive映像もご覧下さい。
05. ガホ 「Running」
『スタートアップ』というドラマにふさわしく、まさに”Running“でスタートを切るかようにビートを感じるイントロから、Aメロのこれから始まるようなワクワク感に気持ちが高ぶります。
8ビートを奏でるギターのピッキングとドラムのグルーヴとの調和が心地良いノリを生み出し、風を切るような感覚が表現されています。
『梨泰院クラス』OSTの「始まり」で爽やかな歌声を聴かせてくれたガホ。さらに青空が似合うような気分爽快な楽曲で、”一日の始まり“や”新しいことを始める時“、助走を付ける際に聴くことをオススメしたい一曲です。
IZ*ONE「Love Bubble」、AOA「Excuse Me」、EXO-CBX「CBX」などを手掛けたプロデュースチームAIMINGによる作曲です。
06. 10cm 「Where Is Dream」
『トッケビ』や『愛の不時着』のOSTに参加して注目を浴びた10cm(シプセンチ)。
優しいアコースティックギターの音色とボーカルのクォン・ジョンヨルの朗らかで和む歌声が心を穏やかにしてくれます。
昨日より明るい未来が待っていることを信じて、一緒に歩いて行けば、いつか夢を見つけることが出来るという前向きな気持ちにさせてくれる歌詞になっています。
『梨泰院クラス』『偶然発見した一日(ハル)』などのドラマOSTの曲を手掛けてきたプロデュースチーム”TAIBIAN(タイビアン)“と”バーク“が、この曲の制作を担当しています。
07. DAVICHI 「My Love」
最近では『愛の不時着』『ザ・キング:永遠の君主』などのOSTに参加しているDAVICHI。DAVICHIの歌無しではドラマが成り立たないと言えるほど、必要不可欠な存在となりつつあります。
メンバーのカン・ミンギョンとイ・ヘリの切なく感性豊かな歌声は、ドラマのシーンの引き立て役として感動を呼び起こします。
最後のサビでのイ・ヘリの高音域ボイスには、感情を揺さぶられるほどの感動を覚えることでしょう。
この曲の楽曲制作は、DAVICHI、SG Wannabe、キム・テウ、BoA、B1A4等、様々なアーティストの楽曲を手掛けたきた作曲チーム”Captain Planet(イ・ビョンホ、チェ・スジ)“とプロデュースチームARTMATICのメンバーであるハン・ギョンスが担当しています。
2人の歌声が際立つよう、美しいピアノとストリングスの音色を加え、DAVICHIの得意とする極上の感傷的バラードが創り上げられています。
08. CHEEZE 「偶然に少しでも」
『サイコだけど大丈夫』OSTの「君だからありがとう」という曲で、優しい歌声を聴かせてくれたCHEEZE(チーズ)。
偶然にしばらくの間でも、良い日が一度訪れて欲しいと願う気持ちが込められた歌詞になっており、CHEEZEのボーカルであるダルチョンの澄んだ歌声が、ほのぼのとした気持ちにさせてくれるバラードです。
温かい春の日をイメージして聞いてみて下さい。忙しい日々にごちゃごちゃになっている頭の中がスッキリとして、穏やかに気持ちになることでしょう。
この曲は、作曲チーム”Captain Planet“と、プロデュースチームARTMATICのハン・ギョンスが制作しています。
CHEEZEのダルチョンが歌っているLive映像もご覧下さいね。
09. Ailee 「Blue Bird」
夢幻的な音色で心地良いフレーズを奏でるエレキギターと、存在感のあるドラムスが調和した、ブリティッシュロックを彷彿させるサウンドが印象的。
このロックなサウンドに、女性歌手Ailee(エイリー)の力強いボーカルが加わることで、迫力が増し、勇気を与えてくれるような楽曲に仕上がっています。
夢へ向かって、青く小鳥のように羽ばたいて飛んで行く前向きな気持ちが描かれた歌詞になっており、ソ・ダルミとナム・ドサンを励ますかのような応援歌に感じられます。
この曲は、プロデュースチームARTMATICのハン・ギョンスが作詞作曲をしています。
10. サンドゥル (B1A4) 「大人の日記」
秋のような叙情的な切なさが感じられるメロディで、温かみのあるアコースティックギターの伴奏だけで構成されたバラードです。サンドゥルの語りかけるような優しい歌声、時折入るファルセットに瘉され、ホッとした気持ちになります。
“ただ体だけが育った子供 大人という名前をつけて”という歌詞は、もう大人になったつもりだが、色々な物事に悩み、苦しみ、明日に対する不安な気持ちを抱えている若者の心情が、表現されています。
誰もが一度は感じたことがある気持ちに共感する人もいるのではないでしょうか。
一番最後の”すべてが叶うといいな“という歌詞に、そっと背中を押してくれるような、明日も頑張ろうという気持ちにさせてくれます。
この曲は、プロデュースチーム”TAIBIAN(タイビアン)“と”バーク“による作詞作曲です。
11. ウェンディ (Red Velvet) 「二文字」
叙情的で、どことなく懐かしさを感じるメロディが印象的な、Red Velvetウェンディのソロ曲です。
曲の序盤では、静かにささやくような歌い方ですが、曲の後半では、力強く張り上げるような歌う高音域のパートもあり、ウェンディの音域の広さが実感できます。
実力派女性ボーカリストとしてのウェンディの魅力が、十分に発揮されている楽曲と言えるでしょう。
この曲は、プロデュースチームARTMATICのハン・ギョンスと、作曲家チェ・ハンソルの共作となっています。淡々としたアコースティックギターの演奏に対して、最初は繊細でゆったりとしているストリングスは、歌詞の感情と共に抑揚を増し、ダイナミックに変化を付けたアレンジになっています。
12. 赤頬思春期(BOL4) 「Love Letter」
赤頬思春期のアン・ジヨン独特のキュートな歌声は、聞いているだけで楽しい気持ちになってしまいます。ウキウキした気持ちを隠せずにはいられない、ラブレターに込めたトキメキが伝わってくるような楽曲です。
これまで、赤頬思春期が参加したドラマOST楽曲(『花郎』『仮面の王イ・ソン』等)では、ドラマの雰囲気に合わせるような形で、アン・ジヨンの本来の持ち味が十分に活かしきれていない歌い方に感じていましたが、この曲はいつも通りの赤頬思春期が表現されていますね。
歌詞の中に頻繁に登場する”Be ight“という謎の言葉。”ight”は、”Alright”の省略形のようなので、”Be Alright”「了解」や「わかった」という意味のようですね。
制作には、ロックバンドTOXICのキム・ジョンウや女性歌手ヨアリが参加しています。
13. Jamie(ジェイミー) 「想像した夢」
女性歌手Jamie(ジェイミー)の温かみのある歌声が、優しく包み込んでくれるようなアコースティックな楽曲です。
全体的に明るさが感じられる中で、Bメロの切なげなメロディがフックとなっており、何度も聞きたくなるような不思議な魅力があります。
コーラスもJamie自身が重ねているので、Jamieの甘い歌声がより甘く、ロマンティックな雰囲気が感じられます。この曲の制作は、プロデュースチームARTMATICが担当しています。
ちなみに、Jamieは、2012年にJYPエンターテインメントより、女性デュオ”15&“のメンバーとしてデビューしました。その”15&”のもう一人のメンバーは、ドラマ『愛の不時着』OSTで注目された楽曲「再び私は、ここ(Here I Am Again)」を歌ったペク・イェリンです。
14. スジ 「My Dear Love」
主人公ソ・ダルミを演じるペ・スジが歌っています。
美しい音色のピアノ、優美で繊細なストリングスが、スジの麗しい歌声を際立たせ、本OSTの中でも最も心に響く極上のバラードとして創り上げられています。
スジは、所属していたグループmiss Aの解散後(2017年)、女優の活動がメインとなりましたが、歌手活動も続けていたため、安定した歌唱力を兼ね備えていることを改めて感じました。
サビの歌詞”My Dear Love My Dear Love“のフレーズが切なく美しく、届きそうで届かない愛する人に向けた気持ちが歌われています。
この曲は、作詞家ハンジュン、音楽監督パク・セジュンと、『青い海の伝説』等の人気ドラマOSTを手掛けた作曲家のイ・ユジンによる制作となっています。
15. Kassy 「私を愛した最初のあなたに戻ってきて」
バラードを歌う女性歌手と言えばKassy(ケイシー)を頭に思い浮かべるくらいバラード歌手として定着しているように思えます。
Kassyの息づかいとアコースティックギターの弦の音がリアルに聞こえるイントロの後、表情豊かなストリングスの音色が曲を盛り上げ、叙情的なサビのメロディが繰り広げられます。サビは、別々のメロディで構成されている前半と後半があり、感動を2度味わうことが出来ます。
この曲は作詞はKassyが担当し、作曲はKassyのプロデューサー・作曲家のチョ・ヨンスが手掛けています。2人の息がピッタリであるからこそ、Kassyの切ない歌声に合うメロディ、泣きのポイントが絶妙に創り上げられています。
この曲だけ聞くとKassyのシングル曲だと思ってしまいそうですが、主人公の切ない心情にしっかりとシンクロさせています。
Kassyが歌っているLive映像もご覧下さい。
16. チョン・ウンジ (Apink) 「独り言」
愛する人に伝えたい気持ちを手紙にしたためようとしていても、上手く伝えられる言葉を書けず、思い悩んでいる。伝いたいことは、”君を愛してる“という言葉だけなのに…と独り言を言う女性の心情をApinkのメインボーカルであるチョン・ウンジが歌い上げています。
ソロ歌手としての活動も目立つチョン・ウンジの歌唱力はお墨付きで、エモーショナルで心をさらけ出すような歌い方が印象的です。
チョン・ウンジが歌うと、ピアノ、ストリングス等の演奏がよりドラマティックに感じられ、曲の中の主人公が頭の中でイメージが出来る程、創造力をかき立てられるボーカリストであると感じます。
この曲は、音楽監督パク・セジュンと、ヒットメーカーの作曲家ソ・ジェハ、キム・ヨンソンによる共同制作となっています。
17. K.Will 「君一人だけ見つめる人」
軽快なリズムに乗せてK.willの力強く気持ちのこもった歌声が、清々しく感じられる楽曲です。
爽やかなピアノとギター、晴れた日の青空がイメージさせてくれるような躍動的なストリングスの音色、そして、テンポ感を出しつつ、時折グルーヴィなフレーズを奏でるベース全てが、絶妙な調和を見せ、K.willの歌声を際立たせています。
好きな人に対しての気持ちが溢れんばかりに描かれている歌詞に、晴れ晴れとした気持ちになり、恋愛をすることで気持ちが前向きになって行く素晴らしさが伝わってきます。
楽曲制作は、ガホ 「Running」と同じく、プロデュースチームAIMINGが担当しています。
まとめ
『スタートアップ: 夢の扉』OSTは計17曲ということで、他のドラマOSTと比較すると、曲数は多めでかなり聞き応えのあるOSTであったと思います。
様々なドラマのOSTに参加しているアーティストの中でも、特に色々な音楽監督から重宝され、起用率が高いキム・ピル、10cm(シプセンチ)、DAVICHI、CHEEZE、ウェンディについては、楽曲イメージの固定化が否めませんが、音楽監督の手腕により、ドラマのシーンに溶け込むよう表情豊かに歌を聴かせてくれました。
『スタートアップ: 夢の扉』の音楽監督パク・セジュンは、大ヒットドラマ『偶然発見した一日(ハル)』OSTなどを手掛けた、今後も注目したい音楽監督です。
『スタートアップ: 夢の扉』OSTの中で、特にドラマのイメージにマッチしたオススメ曲は、プロデュースチームAIMINGによる、ガホ 「Running」とK.Will 「君一人だけ見つめる人」で、前向きな気持ちになりたい時にぜひ聞きたい曲です。
皆さんもドラマを見終わった後に、一曲でも気になった曲があることと思います。
そのような曲と出会えたことは、偶然でもあり、必然だと感じます。たくさん良い音楽を聞いて、豊かな心になれれば幸いです。