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ドラマ『賢い医師生活 シーズン2』OST(挿入歌)を紹介!
ドラマ『賢い医師生活』のOST(挿入歌)では、過去の名曲が様々なアーティストにリメイクされ、注目を浴びました。ドラマとOSTの親和性が高いことにより、ドラマも楽曲もヒットし、結果的に『賢い医師生活』の次回作が熱望されました。
そして『賢い医師生活』の終了から約1年後、再び始まった『賢い医師生活 シーズン2』。
本作も過去の名曲が起用され、素晴らしい楽曲が目白押しのOSTになっています!
『賢い医師生活 シーズン2』の目玉は、何と言っても、TWICEがドラマOST初参加という点です。
また、ドラマ内で結成された医師5人組バンド「ミドとパラソル」や産婦人科専門医ヤン・ソクヒョン役のキム・デミョンが歌う楽曲も含まれており、期待を裏切らない素晴らしいOSTが誕生しました!
それでは、名曲揃いの『賢い医師生活 シーズン2』のOST(挿入歌)を紹介していきます!
ドラマ『賢い医師生活 シーズン2』概要
大ヒットドラマ『賢い医師生活』の続編となる『賢い医師生活 シーズン2』(原題:슬기로운 의사생활 시즌2)は、韓国tvNで2021年6月17日から放送中のチョ・ジョンソク、ユ・ヨンソク等が出演しているドラマです。
日本では、Netflixで見ることが出来ます。
https://www.netflix.com/jp/title/81239224
見どころ・キャスト
見どころ:
韓国ドラマ「賢い医師生活 シーズン2」は、韓国ドラマ「賢い医師生活」は、誰かが生まれ、誰かが人生を終えていく、人生の縮図と呼ばれる病院で平凡のようで特別な毎日を過ごす人たちと、目を見ただけで全てを分かってしまう20年来の親友とのストーリーを描いた作品。
肝胆すい外科助教授イ・イクジュンを俳優チョ・ジョンソク、小児外科助教授アン・ジョンウォンを俳優ユ・ヨンソク、胸部外科副教授のキム・ジュンワンを俳優チョン・ギョンホ、産婦人科助教授ヤン・ソクヒョンを俳優キム・デミョン、神経外科副教授のチェ・ソンファを女優チョン・ミド、外科レジデント3年目のチャン・ギョウルを女優シン・ヒョンビンが演じる。
キャスト:
チョ・ジョンソク、ユ・ヨンソク、チョン・ギョンホ、キム・デミョン、チョン・ミド
引用: WoW!Korea https://www.wowkorea.jp/profile/201020.html
予告映像
ドラマ『賢い医師生活 シーズン2』OST(挿入歌)リスト
- イ・ムジン「雨とあなた」
- キム・デミョン「秋、郵便局の前で」
- チャン・ボムジュン (Busker Busker) 「僕はお前が好き」
- TWICE 「誰よりも君を愛している」
- チョ・ジョンソク 「好き好き」
- ミドとパラソル 「スーパースター」
- ユ・ヨンソク 「君に」
- SEVENTEEN 「相変わらず美しいか」
- チョン・ギョンホ「回想」
- ユン・ミレ 「It’s My Life」
- HYNN(パク・ヘウォン) 「空を駆ける (Running in the sky)」
- チョン・ミド 「Butterfly」
- ミドとパラソル 「いつかは (Someday)」
ドラマ『賢い医師生活 シーズン2』OST(挿入歌)紹介
01. イ・ムジン「雨とあなた」
イ・ムジンは、オーディション番組「シングアゲイン」出身の実力派シンガーソングライターです。
この曲のポイント
「雨とあなた」は、2006年公開の映画『ラジオスター』で主演俳優のパク・チュンフンが歌った曲で、今回イ・ムジンがリメイクしました。
イ・ムジンの伸びのあるストレートな歌声、訴えかけるような感情のこもった歌い方が印象的です。MVではイ・ムジンが、ギターを演奏するシーンもあります。この曲をきっかけに色々なOSTの参加も増えてくるのではと期待しています。
この曲の編曲は、『九尾狐伝(クミホ伝)』などのドラマOSTに制作で携わっている作曲チームJayinsとNaivが担当しました。
02. キム・デミョン「秋、郵便局の前で」
産婦人科専門医ヤン・ソクヒョン役のキム・デミョンが自ら歌い、隠れていた歌の才能を披露しました。
この曲のポイント
男性歌手ユン・ドヒョンが1994年に、YB(ユン・ドヒョン・バンド)からソロデビューした際のアルバムタイトル曲「秋の郵便局の前で」を、キム・デミョンがリメイク。
キム・デミョンの優しく温かみのある歌声は、安らぎをもたらしてくれるでしょう。今後歌手として活動しても良いくらい、歌唱力の高さを感じますね。
原曲は、ギターとピアノのフォークソングの雰囲気でしたが、今回は、ユ・ジョンヒョンの編曲によって、フルートやストリングスなどが取り入れられ、豪華で温かみのあるサウンドで生まれ変わっています。
ユ・ジョンヒョンは、プロデュースチームPOPKIDのメンバーで、『賢い医師生活シーズン1』OSTのUrban Zakapa(アーバン・ジャカパ) 「美しい私の愛」や、『愛の不時着』OSTの CRUSH 「二人だけの世界へ(Let Us Go)」などの作編曲を手掛けている新鋭作曲家です。
03. チャン・ボムジュン (Busker Busker) 「僕はお前が好き」
ロックバンドBusker Busker(バスカー・バスカー)でリーダー兼ボーカルを担当しているチャン・ボムジュンがOSTに参加。
この曲のポイント
日本では演歌歌手として知られているチョー・ヨンピルが、1983年に発売した5thフルアルバムのタイトル曲「僕はお前が好き」をチャン・ボムジュンがリメイクし、洗練されたサウンドで蘇りました。
この曲のアレンジの際に、原曲の雰囲気も活かしつつ、形にしていくのに苦労があったようです。
37年前の曲と思えない色褪せないメロディが、チャン・ボムジュンの耳当たりの良い温かい歌声で生まれ変わり、70〜80年代を感じさせるリズミカルなベースと粋なギターのフレーズによって、新鮮味溢れるバンドサウンドで再現されています。
編曲はシーズン1で、J Rabbit 「君はいつも」とチョン・ミド 「愛することになると思った」の編曲を手掛けた男性デュオMoonkock(ムーンコック)のメンバーであるオ・ドンジュンが担当しました。
04. TWICE 「誰よりも君を愛している」
TWICEメンバー全員でのドラマOST参加はこの曲が初となります。
ミュージックビデオでは、スタジオでメンバー達が楽しそうに歌っている様子を楽しむことが出来ます。
この曲のポイント
男女デュオBijou(비쥬:ビジュー)が 1999年にヒットさせた「誰よりも君を愛している」をTWICEがリメイクし、原曲の良さをそのまま生かした夏らしいナンバーになっています。
歌い出しはナヨン、ラップパートは、ダヒョンとチェヨンが担当し、曲の最後はミナで締め括ります。
原曲は、ピアノとリズムが全面に出ているアレンジでしたが、今回のリメイクでは、アコースティックギターや綺羅びやかなベル系の音が使われており、TWICEの可愛らしさが際立つようなアレンジが施されています。
編曲は、プロデュースチームLundi Blues(ルンディ・ブルース)とJayins、Naivが担当しました。
Lundi Bluesは、『九尾狐伝』のMONSTA Xショヌ「I’ll Be There」の作曲、『賢い医師生活 シーズン1』のジョイ(Red Velvet) 「良い人がいれば紹介させて」の編曲を手掛けていますので、興味がある方は聴いてみて下さい。
05. チョ・ジョンソク 「好き好き」
シーズン1で「アロハ」を歌った助教授イ・イクジュンを演じている主演のチョ・ジョンソクが、今回も素晴らしい歌声を披露しています。
この曲のポイント
2人組グループ天気予報が、1996年に発売した3rdアルバム『好き好き』のタイトル曲「好き好き」をチョ・ジョンソクがリメイクしました。
編曲は「雨とあなた」「誰よりも君を愛している」と同じく、作曲チームJayinsとNaivが担当しています。原曲は、アコースティックな雰囲気であるのに対して、今回のアレンジは、綺羅びやかなエレクトリックピアノ、エレキギター、打ち込みのドラムなどが使用され、90年代の良き雰囲気を活かしたまま、洗練されたサウンドで再現されています。
シーズン1のOSTでも注目されていたチョ・ジョンソクの甘い歌声は、本0STの中でも一際目立っていて、楽曲に”清々しさ“や”爽やかさ“の要素を与え、心が温まるような感動を与えてくれる素晴らしい声です。
06. ミドとパラソル 「スーパースター」
99年に医大に入学し、40代を迎えた医師5人組”99즈(99’s)”のバンド「ミドとパラソル」。
シーズン1での「あなたに私は、私にあなた」に続いて、出演しているチョ・ジョンソク、ユ・ヨンソク、チョン・ギョンホ、キム・デミョン、チョン・ミド5人で歌っています。
この曲のポイント
男性歌手イ・ハンチョルが、2005年に発売した「スーパースター」を医師5人組バンド「ミドとパラソル」がリメイクしました。
5人の温かいハーモニーが心地良く、体でリズムを取りたくなるようなメロディに元気と勇気が溢れ出てくることでしょう。
「大丈夫、うまくいくよ」「あなたには眩しい未来がある」「私たちはあなたを信じて疑わない」など希望を抱かせてくれる歌詞がとても心強いです。
編曲は『賢い医師生活シーズン1』での「アロハ」「市庁前地下鉄の駅で」「あなたに私は、私にあなた」などの編曲を手掛けた音楽監督イ・サンフンが担当しました。
07. ユ・ヨンソク 「君に」
小児外科専門医のアン・ジョンウォン役を演じているユ・ヨンソクが、歌声を披露しました。
この曲のポイント
男性歌手(故)キム・グァンソクが1989年にリリースしたデビューアルバムの収録曲「君に」をユ・ヨンソクがリメイクしました。
この曲は、アン・ジョンウォン(ユ・ヨンソク)と、チャン・ギョウル(シン・ヒョンビン)の純粋で澄んだ愛のテーマとなっています。
「君に」は、決して悲しい曲ではないのに、聞き終わった後に残る切なさはいったい何なのだろう…と感じました。
清々しいメロディに、叙情的な美しい愛の形が表現された歌詞が乗せられているというアンバランスさも、一つの理由かもしれません。一番の理由は、ユ・ヨンソクの甘い歌声に、どことなくノスタルジアを感じるからでしょうか。
この曲の編曲は、ミドとパラソル 「スーパースター」と同じく音楽監督イ・サンフンが担当し、温かみのあるエレクトリックピアノを中心に、アコースティックギター/エレキギター、ブラスの音色によって洗練されたサウンドで蘇りました。
何度リピートして聞いても、飽きることのない素晴らしいメロディ。
このドラマを見ていなかったら出会うことのなかった楽曲「君に」に出会えたことに幸せを感じます。
08. SEVENTEEN 「相変わらず美しいか」
日本でも人気のあるボーイズグループSEVENTEENのボーカルチームからウジ、ドギョム、スングァンの3人が参加しました。
この曲のポイント
シンガーソングライターユ・ヒヨルのソロプロジェクト「トイ」が1999年にリリースした「A Night In Seoul」のタイトル曲「相変わらず美しいか」を、SEVENTEENのウジ、ドギョム、スングァンが、リメイクしました。
プロジェクト「トイ」は、ゲストボーカルを呼び、曲を歌ってもらうスタイルで、当時この曲は、男性歌手キム・ヨヌが歌っていました。
「相変わらず美しいか」は、ユ・ヒヨルが作詞作曲をし、別れの悲しみを歌った叙情的なメロディが印象的で、発売から20年あまりが経った今でも愛され続けている楽曲です。
ウジ、ドギョム、スングァンの美しいハーモニーによって、原曲よりもさらに感傷的な雰囲気に生まれ変わり、ドラマのシーンに感動を与えます。
09. チョン・ギョンホ 「回想」
胸部外科の副教授のキム・ジュンワン役を演じているチョン・ギョンホが歌声を初披露しました。
この曲のポイント
ロックバンドのサヌリムが1982年にリリースした「回想」をキム・ジュンワンがリメイクしました。サヌリム「回想」(ユ・ヒヨルのスケッチブック 2020.10.16)
余談ですが、サヌリムのリードボーカル・ギタリストのキム・チャンワンは、ドラマ『サイコだけど大丈夫』で精神病院院長役を演じていたので、ピンと来た人もいるのでは。
チョン・ギョンホの素朴で飾らない歌声が、切なく寂しい印象を受けます。
曲前半は、ピアノとアコースティックギターのみの演奏で静かで落ち着いた雰囲気ですが、曲後半からドラムとエレキギターが入り、とても味わい深いフォークロックの楽曲となっています。
今回の編曲は、3人組のアコースティックバンドChamsomのメンバーであるチェ・ギドク(9duck)が担当しました。
10. ユン・ミレ 「It’s My Life」
『愛の不時着』『梨泰院クラス』など大ヒットドラマのOSTに参加し、日本を含む世界で徐々に知名度が高まっているユン・ミレ。OSTシンガーとして、欠かすことの出来ない存在になっています。
この曲のポイント
アメリカのロックバンドであるボン・ジョヴィが2000年にリリースした「It’s My Life」のリメイクです。
原曲が持つハードなロックスタイルではなく、アコースティックギターやシンセサイザーの音色で構成された落ち着きのあるアンビエント・ミュージックに仕上げられています。
空間を感じる音響効果が加えられているため、ユン・ミレの歌声が幻想的に聞こえ、さらに高音域でも尖らず丸みを帯びた歌声が耳に心地良く、癒やされる楽曲へ変貌を遂げています。
編曲は、Moonkock(ムーンコック)のメンバーであるオ・ドンジュンが担当しました。アレンジ次第で、こんなにも曲のイメージが変わることを実感した一曲です。
11. HYNN(パク・ヘウォン) 「空を駆ける (Running in the sky)」
Mnetのオーディション番組『スーパースターK 2016』でトップ3まで残り、その後2018年にデビューしたHYNN(パク・ヘウォン)。
2020年音楽バラエティ番組「覆面歌王」では、HYNNは129代歌王となり話題を集めました。さらにドラマ『九尾狐伝(クミホ伝)』のOSTに「君が花でなければ」で参加した注目の実力派シンガーです。
この曲のポイント
男性歌手イ・ジョクが2003年にリリースしたアルバム『2ジョク』の収録曲「空を駆ける」をHYNN(パク・ヘウォン)がリメイクしました。
イ・ジョクが自身の体験談をもとに作詞作曲を手掛けた「空を駆ける」は、これまでにSHINHWAのヘソン、ホ・ガク、Apinkチョン・ウンジなど様々なアーティストにリメイクされている人気のある楽曲です。
洗練されたバンドサウンドとHYNNの声量のある力強い歌声がとてもマッチし、清々しさが感じられる楽曲に仕上がっています。
シーズン1のキュヒョン(SUPER JUNIOR) 「華やかでない告白」など様々なOST楽曲を手掛けている作曲家のパク・グンチョルとチョン・スミンがアレンジを担当しました。
HYNNの迫力あるハーモニーに勇気をもらえることでしょう。
12. チョン・ミド 「Butterfly」
シーズン1で「愛することになると思った」を歌った神経外科副教授チェ・ソンファを演じている女優チョン・ミドが、今回も澄んだ歌声を披露しています。
この曲のポイント
ロックバンドLoveholic(ラブホリック)が2008年にリリースした楽曲「Butterfly」を女優チョン・ミドがリメイクしました。(この曲は、2009年公開の韓国映画『国家代表』のOSTとして使用されました。)
イントロのピアノのフレーズを聞いただけで、一瞬にして虜になってしまいそうなポップなメロディが印象的です。
沈んだ気持ちを上昇気流に変えてくれるような、爽やかで透きとおるチョン・ミドの歌声に、心が洗われることは間違いないでしょう!
ハイトーンでも尖らない優しい歌声が魅力的です。
この曲のアレンジを手掛けた作曲家チョン・グヒョンは、ピアノ、シンセサイザー、ギター、ベース全ての工程をこなしています。
明るく躍動的なピアノ、キレのあるギターのフレーズ、そしてシンセサイザーのシーケンスが入り、原曲よりも洗練されたアレンジで、爽快な気分にさせてくれる楽曲に生まれ変わっています。
13. ミドとパラソル 「いつかは (Someday)」
OST最後の曲は、シーズン1と同様に、40代を迎えた医師5人組「ミドとパラソル」が歌声を披露しています。
この曲のポイント
女性シンガーソングライターであるイ・サンウンが、1993年にリリースした5thアルバム『LEESANGEON』のタイトル曲 「いつかは (Someday)」をミドとパラソルがリメイクしました。
原曲は、アコースティック・ロックな曲調ですが、今回のアレンジでは、エレクトリック・ピアノを中心とした洗練されたアレンジになっており、まるで別の曲であるかのように生まれ変わっています。「秋、郵便局の前で」と同様にユ・ジョンヒョンによる編曲です。
シーズン1の 「あなたに私は、私にあなた」のようにゆったりとしたテンポでメンバー5人の語りかけるような歌い方が印象的です。
OST最後を飾るにふさわしく、「いつかは、私たちまた会うでしょう、どこに向かっているのか誰も分からないけど」という歌詞が、ドラマの視聴者に送るメッセージとして、大きな感動を与えてくれることでしょう。
ドラマ『賢い医師生活 シーズン2』まとめ
『賢い医師生活 シーズン2』のOSTでは、シーズン1と同様に過去の名曲が選曲され、今回は主人公5人全員が一人ずつ歌声を披露していました。
また、日本でも人気のあるアイドルグループTWICE、SEVENTEENや、『愛の不時着』『梨泰院クラス』で人気を得たユン・ミレが参加し、注目を集めました。
全13曲の中で、特にオススメしたい曲は、以下4曲です。
- チョ・ジョンソク 「好き好き」
- ユ・ヨンソク 「君に」
- HYNN(パク・ヘウォン) 「空を駆ける (Running in the sky)」
- チョン・ミド 「Butterfly」
ドラマ、OST共に大ヒットし、名作となった『賢い医師生活』。
今後シーズン3があるのか、ドラマ制作陣としては、現在のところ計画は無いとのことですが、期待してしまいますね。
https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2176748
今回もまた、素晴らしいOSTに出会えたことに感謝して、ワクワクした韓国ドラマライフを楽しんで行きましょう!