ワールドツアーに先駆けて新曲「Noir」リリース
3/6より北米でのコンサートが始まったSUNMI(ソンミ)が、ワールドツアーに先駆けて新曲「Noir」をリリースしました!
この曲はこれまでの3部作と比較すると、全く曲の雰囲気が異なっており、新たなターゲットを意識している曲と感じました。
まずは、これまでの3部作を振り返ってみましょう。
SUNMIのこれまでの曲を紹介
1stシングル 「Gashina」
トロピカル、ヒップホップなど様々なジャンルが融合されたような、東洋的なフレーズが印象的な曲です。
ヴァース・コーラス形式で、最初聞いた時に、サビがないように思えましたが、間奏のシンセフレーズの後の「なる どぅご とながしな」「くり しぷけ とながしな」がサビのようにも思えます。
「なぜ綺麗な私をおいて行くのかな」「本当に折れたのは私じゃなくてあなたよ」など、自分から離れていった相手に対する感情を包み隠さず表現しているところがインパクトがありました。
2nd 「Heroine」
Aメロは、低めの声で淡々としていますが、Bメロ、サビの圧倒的な力強さを見せつけた後、間奏のシンセのフレーズがさらにサビの一部であるかのように主張しているのが印象的です。
歌メロ自体はポップスですが、ターゲットは、韓国国内というよりかは、海外を意識している雰囲気があります。
https://kpop.musicagatto.com/woman/sunmi-heroine
3rd 「Siren」
「Gashina」、 「Heroine」と比べると、とても分かりやすいポップスになっています。マイナーなメロディで壮大さが感じられるサビが、海外で通用すると感じました。
韓国国内、アジア、アメリカをターゲットとして狙えるようなポップスにしている印象があります。
https://kpop.musicagatto.com/woman/sunmi-siren
新曲「Noir」
初めて聞いた印象としては、「Siren」の雰囲気の継承しつつ、完全に世界を意識したサウンドになっているということです。
そのため、ポップなメロディではなくなっており、「Noir Noir」のリフレインが特に頭に残り、強く印象付けられます。
それ以外のところの淡々としており、3部作の路線を期待している人にとっては、パワーダウンと感じるかもしれません。
これまでの3曲はそれぞれ個性的で、K-POPにカテゴライズされるポップスでしたが、「Noir」は、日本のメディアでも取り上げられるような商業的なK-POPではなく、グローバルな視野でシンガーSUNMIを知らしめる意図で作られているように感じられ、人それぞれ好みの別れる楽曲だと思います。
クールな雰囲気なのに奇抜でコミカルな所が面白いMV
ノワール映画(暗い映画の意味:Wikipedia)を見ていたソンミは、インスピレーションを受けて、SNSが現代の「ノワール」だと感じたそうです。
「ノワール」(黒:裏の部分)という言葉から、SNSの特徴(投稿した内容の反応が気になってしょうがない、過激な投稿にはまっていく現代の闇)を表現したかったそうです。
MVでは、SNSに投稿して、誰かに関心を持ってもらいたいという「構ってちゃん(Attention Seeker)」をソンミが演じていますが、ソンミ自身も「構ってちゃん」だそうで、ソンミのInstagramを見れば一目瞭然ですね(笑)
https://www.instagram.com/miyayeah/?hl=ja
そしてワールドツアーへ
初のワールドツアー「2019 SUNMI THE 1ST WORLD TOUR[WARNING]」が、2/24ソウルでのコンサートで始まり、北米4都市の公演も始まっています。
そして中米メキシコ地域での公演も追加されるそうです。
ソンミは、「パフォーマンスや踊り無しで、音楽だけで披露しても、”ソンミ”という色が滲み出るんだなということを見せたい」という意気込みを持って、「Noir」の作詞作曲したそうです。
日本公演ではどんなステージを見せてくれるか、今からとても楽しみです。