デビュー20周年3人組バンドFlower
Flowerは、コ・ユジン、キム・ウディ、コ・ソンジン3人からなるロックバンドです。
(私は、これまでFlowerについては、全く知りませんでした…。)
デビュー20周年となる節目にリリースした「PROPOSE」は、K-POPの90年代以降にありそうな、というかかなりJ-POPの影響をかなり受けている歌謡曲的なポップなメロディが印象的です!
K-POPとは
話は一旦逸れますが・・・。
ポップな音楽(ポップス)の定義は何なのかと聞かれると困ってしまいますが、「聴きやすくてメロディが良い音楽」を私は思い浮かべます。
その流れで、「K-POPとはどんな音楽であるか?」と聞かれた場合、”韓国のポップな音楽”という意味合いにとらえてしまいますが、今現在、アメリカの音楽の影響をかなり受けたK-POPは様々なジャンルを含んでおり、もはやK-POP=ポップな音楽という図式が成り立たなくなっているとも言えます。
そんなK-POPですが、まだ”K-POP”というカテゴリーが存在しない時代、80年後半から90年前半の間、韓国の音楽は、日本の音楽(J-POP)の影響が大きく受け、その当時の韓国の音楽は、日本型アイドルが流行っていたそうです。しかし、その後の韓国の音楽は、ヒップホップやR&Bなどのブラックミュージックの影響を受け始め、2000年に入り、日本でも活躍したBoAなどは、J-POPにはない一歩先へ進んだ音楽を世の中に知らしめ、K-POPへと進化しました。
私がK-POPを聴き始めた2002年あたりは、既にR&Bやダンス系ポップスなど、リズム重視の音楽が流行っており、K-POPが、J-POPの影響を受けているという印象は全くありませんでした。
ここ10数年でR&B、ヒップホップ、EDMなどのダンスミージックがK-POPの中心として溢れかえっており、純粋なポップスが減少してきているという気もします。
潜在的にはポップな音楽は存在しているのだと思いますが、メディアを通じての情報が表立っていないだけだと思います。
ポップスの中のポップス
そのような中で、Flowerの「PROPOSE」という曲は、純粋に良いメロディです!
イントロは、日本人からするととても馴染みがあり、自然と耳に入ってくる雰囲気で、J-POPに近い楽曲だと思いました。
イントロや間奏は爽やかなのに対して、歌メロは少し憂いを帯びているところが思わせぶりで、ポップス好きな人は、きっとツボにハマることでしょう。
J-POPとK-POPの良きところが融合されていて、とても久しぶりにポップスの中のポップスを感じさせる曲を聞くことが出来、とても幸せに感じました。
日本でドラマ『冬のソナタ』や『天国の階段』が流行っていた頃、「PROPOSE」のような曲をたくさん聞くことが出来た時代、少し懐かしい雰囲気を味わいたい時にこの曲をオススメします!