K-POP Stream

AtHeart「私の心のひとかけら」古い詩と現代の音楽が出会った、澄んだポップソング

AtHeart(エトハート)は、2026年8月11日にプロジェクトシングル「私の心のひとかけら(原題:내 마음 한 조각/A Piece of My heart)」をリリースしました。韓国の18世紀の歌集「青丘永言」に収められた時調(短い叙情詩)をもとに、会いたい人を思う気持ちを現代の言葉と音へつないだ楽曲です。

最初に耳に残るのは、軽やかなシンセとギターの心地よい音色です。一定のリズムが曲全体を支え、澄んだ空気を感じさせる雰囲気を作っています。
澄んだ空気が感じられる雰囲気に、メンバーの柔らかな声が順番に重なり、「心の一片を切り取って月を作りたい」という大きなイメージを親しみやすく届けます。

目次

古い詩の言葉を生かしたメロディ

私の心のひとかけら」は、文化体育観光部と国立ハングル博物館が主催する「2026ハングル文化商品およびコンテンツ開発支援事業」の一環で制作されました。「青丘永言 K-POP現代化プロジェクト」にAtHeartが歌を担当しています。

歌詞には、暖かな春風が積もった思いを溶かす場面、心を切り取って月にする場面が登場します。古い詩をもとにした表現を、誰かの窓辺まで光を届けたいという一続きの物語として聴かせます。

歌い出しは言葉を細かく運び、春風を歌う部分ではメロディがゆるやかに広がります。サビに入ると「私の心のひとかけら」と「あの月」に当たる言葉が短く反復され、時調に由来する表現が覚えやすい印象的なフレーズへ変わります。

シンセと歌声が描く夜の景色

明るいシンセの音色を軸に、ドラムとベースが落ち着いたリズムを刻みます。ギター、ピアノ、エレクトリックピアノも加わり、音数を重ねながら各パートの歌声が埋もれない余白を残しています。

AtHeartの歌唱は、息を含んだ柔らかな声と、輪郭のはっきりしたメンバー全員の声がそろう歌い方を行き来します。終盤では「長い暗闇の先でも、きっと互いに気づく」と歌い、声の重なりも厚くなります。窓辺を照らす月というサビの情景が、再会を約束する言葉へとつながります。

この楽曲の制作は、音楽制作チーム・出版社であるFABが全面的に担当。[Instagram]
プロデューサー: ハン・ヘジを中心として、FABのメンバーが制作をしています。
作詞: ハン・ヘジチ・イェジュンシオン
作曲: PiRi BOiハン・ヘジPREBATORNINETY9チ・イェジュンシオン
編曲: PiRi BOi、PREBATORNINETY9

古い詩と現代の音楽が出会った一曲

「私の心のひとかけら」は、約300年前の時調にある恋しさや再会への願いを、シンセポップの明るい響きで届ける曲です。月、春風、季節という言葉が、AtHeartの清らかな歌声を通して一つの夜の物語につながります。

短い言葉を繰り返すサビには、初めて聴いても口ずさみやすい強さがあります。古典の表現を身近なメロディで楽しめる、穏やかで温かなプロジェクトシングルです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

K-POP歴22年。
時代の流れに流されず、常に良い音楽を探して、聞き続けています。
横浜市在住/職業: Web制作会社のエンジニア/趣味: コーディング・プログラミング、作曲、書店巡り・読書、映画鑑賞、韓国料理など辛いもの好き。

目次