チョン・ウンジは、2026年8月11日に5thミニアルバム「Summer, I」をリリースしました。そのタイトル曲が「波(i love LOVE)」です。原題は「파도 (i love LOVE)」で、韓国語の「파도」は波を意味します。
『Summer, I』は、夏と愛をテーマにした全7曲のアルバムです。夏生まれのチョン・ウンジが感じる季節の空気に、さまざまな愛の形を重ねて作られています。「波(i love LOVE)」は、明るいサマーソングでありながら、誰かを愛するときに生まれる喜びや不安、迷いまで描いた一曲です。
波が表す、揺れ動く愛の気持ち
「波(i love LOVE)」は、「自分はどんなふうに人を愛するのだろう」という問いから生まれた曲です。歌詞では、好きという気持ちがまっすぐ進むだけでなく、近づいたり遠ざかったり、深く潜ったりするような感覚として表現されています。
タイトルにある「波」は、手が届きそうで届かない距離や、見えない深さ、揺れ動く気持ちを象徴しています。サビで高音が伸びるたびに、深く沈む感覚と、そこから浮かび上がるような開放感が同時に伝わってきます。
曲全体は爽やかな雰囲気に包まれていますが、歌詞には、その明るさの奥にある迷いも残されています。「i love LOVE」という副題も、単なる言葉遊びではありません。愛することの難しさや苦さを知ったうえで、それでも愛することを選ぶ気持ちが込められているように感じられます。
高音を引き立てるバンドサウンド
作詞はチョン・ウンジとYEGNYが担当し、作曲にはチョン・ウンジ、イ・ハウン、キム・ヒウォンが参加しています。チョン・ウンジ自身が作詞・作曲に参加しているため、愛についての問いが、本人の歌声とメロディで直接表現されています。
サウンドは、ロックをベースにしたバンドポップに仕上がっています。きらめくギター、軽快で力強いドラム、明るいシンセサウンドが重なり、夏にぴったりの爽やかさを生み出しています。軽やかなテンポに厚みのある演奏が加わることで、チョン・ウンジの伸びやかな歌声がより際立ちます。
この曲の大きな聴きどころは、チョン・ウンジの高音です。高い音を伸ばす場面でも歌詞が聞き取りやすく、サビの開放感が、「深く潜る」という歌詞のイメージと対照的に響きます。涼しげなサウンドの中に、熱を帯びた歌声が重なっているのも印象的です。明るい夏の曲でありながら、心の揺れまで感じられる一曲になっています。
『Summer, I』の世界へ導くタイトル
『Summer, I』には、「波(i love LOVE)」を含む7曲が収録されています。10CMのクォン・ジョンヨル、ジョクジェ、ソ・スビンらも参加しており、バンドサウンドやフォーク、R&Bに近い雰囲気など、曲ごとに異なる夏の表情を楽しめます。
その中で「波(i love LOVE)」は、アルバム全体の世界へ導く入口のような役割を果たしています。夏という明るい季節を背景にしながら、愛を単純な幸せとして描くだけではなく、自分自身や音楽に向ける気持ちまで含めて歌っているからです。
チョン・ウンジはこれまで、ソロ曲で温かみのある歌声を聴かせてきました。その一方で、伸びやかな高音でも強い印象を残しています。この曲では、親しみやすいメロディと、サビで一気に広がる歌声が自然につながっています。アルバムのテーマを最初に伝えるタイトル曲として、夏と愛の世界をわかりやすく提示している一曲です。
音楽番組でのパフォーマンス
M COUNTDOWN
Music Bank
ショー! K-POPの中心
THE SEASONS-ソン・シギョンの鼓膜彼氏
Band LIVE [it’s Live] ライブミュージックショー
Beyond the Studio
まとめ
「波(i love LOVE)」は、チョン・ウンジの温かい歌声と高音の爽快さを、夏らしいバンドポップとしてまとめ上げた曲です。明るいメロディの中に、愛することで生まれる迷いや深さも織り込まれており、聴き終えたあとには、爽やかさの中にほのかな切なさが残ります。
タイトルの「波」は、揺れ動く恋心と、サビで声が高く突き抜ける瞬間の両方に重なって聴こえます。夏の清涼感をまといながらも、愛という感情を自分の言葉で見つめ直す一曲として、「Summer, I」の中心に据えられた意味が伝わってきます。