ドラマ『いつかは賢いレジデント生活』OST(挿入歌)全10曲を紹介!
『いつかは賢いレジデント生活』(原題:언젠가는 슬기로울 전공의생활)は、JTBCで2025年4月12日から2025年5月18日まで放送されたコ・ユンジョン、シン・シア、カン・ユソク、チョン・ジュンウォン、ハン・イェジ主演のドラマです。
大人気シリーズ『賢い医師生活』のスピンオフドラマとなっています。
日本ではNetflixで見ることが出来ます。
『いつかは賢いレジデント生活』のOSTには、計8組のアーティストが参加しています。
- ボーイズグループStray Kidsのメンバーからリノ、スンミン、アイエン
- ガールズグループIVEのメンバー アン・ユジン
- ガールズグループaespaのメンバー ウィンター
- ガールズグループ(G)I-DLEのメンバー ミンニ
- ボーイズグループEXOのメンバー ド・ギョンス
- ボーイズグループSEVENTEENのメンバー ドギョム
- ボーイズグループTOMORROW X TOGETHER
- そして、『賢い医師生活』での主演をした5人によるバンド「ミドとパラソル」が再集結して2曲を披露。
- 最後に本ドラマで主演を務めたコ・ユンジョン、シン・シア、カン・ユソク、ハン・イェジが歌声を披露しています。
それでは、『いつかは賢いレジデント生活』OST(挿入歌)全10曲を紹介していきます!
ドラマ『いつかは賢いレジデント生活』概要
見どころ・キャスト
見どころ:
韓国ドラマ「いつかは賢いレジデント生活」(全12話)は、“いつかは賢くなる”医師生活を夢見るレジデントたちが成長していく過程を描いた「賢い医師生活」シリーズのスピンオフドラマ。
チョンノユルジェ産婦人科レジデントの1年目のオ・イヨンを女優コ・ユンジョン、ピョ・ナムギョンを女優シン・シア、オム・ジェイルを俳優カン・ユソク、キム・サビを女優ハン・イェジ、4年目のク・ドウォンを俳優チョン・ジュンウォンが演じる。
キャスト:
コ・ユンジョン、シン・シア、カン・ユソク、チョン・ジュンウォン、ハン・イェジ、イ・ボンリョン、ソン・ジユン、イ・ヒョンギュン、イ・チャンフン、ソ・イソ、チョン・ウンソン
予告映像
ドラマ『いつかは賢いレジデント生活』OST(挿入歌)リスト
ドラマ『いつかは賢いレジデント生活』OST(挿入歌)紹介
01. リノ、スンミン、アイエン (Stray Kids) 「START!」
Stray Kidsは、JYPエンターテインメントが2017年に開催したサバイバルオーディション番組『Stray Kids』を通じて誕生したボーイズグループです。
2018年に正式デビューを果たして以来、圧倒的なパフォーマンス力と独自の音楽スタイルを武器に、世界中のファンを魅了し続けています。
グループのリーダーであるバン・チャンを中心に、メンバー自らが作詞・作曲・編曲を手がける”セルフプロデュース・グループ”としても注目を集めており、アーティストとしての高い完成度と個性が際立っています。
本OSTには、メンバーのリノ、スンミン、アイエンの3人が参加しています。
Stray Kidsのメンバーリノ、スンミン、アイエンが歌う本OST1曲目「START!」は、新たな一歩を踏み出す勇気とエネルギーを感じさせる一曲です。
この楽曲には、「過去の暗い出来事を乗り越え、今という瞬間を大切にしながら前へ進もう」という、明るく前向きなメッセージが込められています。
3人それぞれのボーカル個性が際立ちながらも、ソロパートとユニゾンが絶妙に調和し、ドラマのストーリーへ深い没入感を与えてくれます。
作詞、作曲、編曲は、『賢い医師生活』シーズン1、2、『二十五、二十一』など、多数の人気OSTを手がけてきた男性デュオMoonkock(ムーンコック)のオ・ドンジュンが担当。
春のような軽やかさと、情熱的なロックのエッセンスが同居するメロディアスなギターサウンドが、主人公たちの”はじまり”と重なり合うように響き、ドラマの序章を彩るのにふさわしい始まりの一曲です。
02. アン・ユジン (IVE) 「Sunny Day」
アン・ユジンは、ガールズグループ「IVE(アイヴ)」のリーダーで、リードボーカルを務めるなど、グループの中心的な存在です。
彼女は2017年にスターシップエンターテインメントの練習生となり、翌2018年にはMnetのオーディション番組『PRODUCE 48』に出演し、期間限定グループ「IZ*ONE(アイズワン)」のメンバーとしてデビューしました。
IZ*ONEでは、歌やダンスの実力だけでなく、明るく親しみやすい性格や、メンバーを思いやる姿勢でも多くのファンから支持を集めました。グループの解散後はIVEとして再デビューし、現在もK-POPの第一線で活躍しています。
「Sunny Day」は、人気ガールズグループIVEのリーダー、アン・ユジンが初めてドラマOSTに参加し注目を集めた楽曲です。
輝く日差しのような明るいリズムに、アン・ユジンの透明感あふれるボーカルが調和し、春の訪れを感じさせるような前向きな気持ちを届けてくれます。
この曲の歌詞には、「何が起こるか分からない日々」への期待や胸の高鳴りが描かれており、リスナーの心を明るく照らし、前向きな気持ちへと導きます。
青春ならではの葛藤や希望が上手く表現されていて、ドラマのテーマである「若者たちの成長と挑戦」にぴったりと寄り添う内容に仕上がっていると言えるでしょう。
この楽曲の制作は、音楽制作チーム「ELDORADO」が担当しました。
OSTらしいキャッチーな魅力と、ドラマのシーンを引き立てる温かみのあるメロディがバランスよく織り込まれた楽曲で、この曲単体としてのインパクトは控えめかもしれませんが、アン・ユジンの繊細なボーカルと、明るく爽やかな曲の雰囲気がドラマのシーンに彩りを与えています。
03. ウィンター (aespa) 「そんな日 (On Such a Day)」
ガールズグループaespa(エスパ)のメインボーカル、ウィンター (WINTER)は、4世代ガールズグループの中でも屈指の実力を誇る歌唱力で高く評価されています。特に同じくメインボーカルのニンニン (NINGNING)とともに、グループの音楽的軸を担う存在で、美しい高音域と柔らかく繊細な歌声が特徴的です。
『無人島のディーバ』『オク氏夫人伝』『マイ・デーモン』等のドラマOSTに参加しています。
誰にでも訪れる”理由もなくつらい日”や”孤独に押しつぶされそうな日”をテーマにしたバラードです。
印象的な歌詞、
불어오는 바람 / 아무 이유 없이 흐르는 내 눈물(吹いてくる風 / 理由もなく流れる私の涙)
지나가는 바람 / 아무 이유 없이 닦아지는 눈물(通り過ぎる風 / 理由もなくぬぐわれる涙)
といったフレーズが、日常のふとした感情の揺れにそっと寄り添い、リスナーの心を優しく包み込みます。
ウィンターの歌声は柔らかく、優しく、どこか儚げで、耳に溶け込むように広がり、心を静かにほぐしていきます。
この楽曲は、「メロが体質(恋愛体質)」、「ミスター・サンシャイン」、「私の解放日誌」など多数の人気ドラマOSTを担当した女性作曲家HENと、女性シンガーソングライターソオンが意気投合して制作し、深い余韻を残す一曲に仕上げられています。
04. ミドとパラソル 「アマチュア (Amateur)」
『賢い医師生活』の中で結成されたバンド「ミドとパラソル」は、劇中で1999年に医大に入学した同期を演じた俳優5人、チョ・ジョンソク、ユ・ヨンソク、チョン・ギョンホ、キム・デミョン、チョン・ミドで構成されています。
後輩の研修医のために意気投合し、4年ぶりに息の合ったハーモニーを披露しています。
「アマチュア」は、男性歌手イ・スンチョルが2012年に発表した同タイトルのリメイク曲です。
原曲の持つ”応援メッセージ”はそのままに、アコースティックギターを中心にシンセサイザー等を加えたアレンジで、ミドとパラソルならではの温かみが感じられる楽曲に仕上がっています。
歌詞の中の
「誰も教えてくれないから みんな初めて立っているから 私たちは世界の舞台では みんな同じアマチュアだ」
というフレーズは、不安や迷いを抱えながらも、未来へ進もうとしている世代に寄り添う言葉であり、若者に向けたメッセージソングとして響きます。
この曲は、『賢い医師生活』『私の解放日誌』『二十五、二十一』などのOSTヒットメーカーである作曲家Naivがアレンジを担当し、原曲の爽やかな魅力をさらに引き立てています。
05. ミンニ ((G)I-DLE) 「息 (Breath)」
ミンニ(민니)は、ガールズグループ(G)I-DLE のメインボーカルを務めるタイ出身のボーカリストです。
夢幻的で洗練された声質を強みに、グループ活動のみならず数多くのOSTやソロ活動でも活躍。
韓国とタイをつなぐグローバルな魅力で、国内外のファンから厚い支持を受けています。最近では、『ソンジェ背負って走れ』や『私の完璧な秘書』のOSTに参加しました。
「息」は、静かに心に染み渡るような癒しのバラードです。
ピアノとギターだけのシンプルなアレンジが、ミンニの繊細なボーカルをより際立たせ、リスナーの心を自然と彼女の声へと導きます。切なさと温もりが交差するようなその歌唱には、自然と引き込まれてしまいます。
繰り返される「呼吸」に人生を重ね、ひとつの「ため息」には後悔を、次に吸い込む「一息」には前に進もうとする希望を込めています。
歌詞には、「何も言わなくてもいい」「あなたのペースで歩いていけばいい」といったフレーズが登場し、誰かに急かされることの多い現代に生きる私たちへ、肩の力を抜いてくれるようなメッセージが込められています。
控えめながらも深みのあるメロディは、まるで静かな夜にそっと語りかけるような優しさがあります。
この楽曲は、『恋人』『ミッシング2~彼らがいた~』等のOSTに参加した女性シンガーソングライターBaek A(ベクア)が作詞作曲、編曲、ピアノ・コーラスを担当し、完成度を高めています。
06. ド・ギョンス 「永遠に (FOREVER)」
ド・ギョンスは、EXOのメインボーカルとして、情感豊かな歌唱力でグループ中心的な役割を牽引してきました。
ソロ活動では、ドラマ『大丈夫、愛だ』や『100日の郎君様』で主演を務めたり、『真剣勝負』などのOSTに参加し、ドラマの世界観を深めるボーカルとして活躍しています。
「永遠に」は、愛と希望のメッセージが込められた心温まるラブソングです。
不安や混乱に満ちた人生の中でも、互いを支え合い、決して離さないという強い意志が描かれています。
軽やかなピアノの音色に導かれるように、曲全体が次第に温かく希望に満ちた世界へと広がり、メロウな感性をいっそう際立たせています。
ド・ギョンスの持ち味である、飾らないながらも甘美なボーカルが心に残ります。
彼の声は、愛のテーマにマッチし透明感と温もりを放ち、リスナーの心にしっかりと響きます。
この楽曲の作詞・作曲・編曲を手掛けたのは、ドラマ「私の解放日誌」や「愛は一本橋で」などのOSTでその感性的な音楽性を証明してきたジン・ドンウク。
ジン・ドンウクの繊細なメロディー作りとド・ギョンスの表現力が見事に融合し、深い余韻を残す作品に仕上がっています。
07. ドギョム (SEVENTEEN) 「君なのに (It′s You)」
ドギョムは、ボーイズグループSEVENTEENのメインボーカルとして2015年にデビュー。
透き通った高音と温かみのあるドギョムの歌声は、SEVENTEENの楽曲に欠かせない存在となっています。
ソロ活動では、OSTやミュージカルにも挑戦し、歌手としての幅を広げています。
特にOSTでは「二十五、二十一」「サムダルリへようこそ」などで情感豊かな歌声を披露し、高い評価を得ています。
「君なのに」は、切ない愛と応援のメッセージを込めたバラード曲です。
愛する人への真心と、共に描く希望に満ちた未来を繊細な歌詞で表現されています。
おぼろげで儚い雰囲気をまとったメロディが、切なさを丁寧に紡ぎながら、徐々に感情の高まりを導いていきます。
ドギョムの清涼感あふれる深みのある歌声が、切なさや温もりを繊細に描き出し、リスナーの心を強く捉えます。彼の豊かな表現力とドラマの感動的なシーンが見事に重なり合い、視聴者の胸に深い余韻を残します。
この楽曲は、作詞、作曲、編曲には、「賢い医師生活シーズン1, 2」「九尾狐伝(クミホ伝)」「イルタ・スキャンダル」「ヒップタッチの女王」など数々のOST楽曲を手掛けてきたDailog(デイログ)が参加し、曲の甘美さをさらに引き立てています。
08. ミドとパラソル 「いつかまぶしく輝くから」
4曲目「アマチュア (Amateur)」に続いて、『賢い医師生活』の劇中で結成された、40代の医師5人組”99즈(99’s)”のバンド「ミドとパラソル」。メンバーであるチョ・ジョンソク、ユ・ヨンソク、チョン・ギョンホ、キム・デミョン、チョン・ミド5人で歌っています。
これまで数々のカバー曲を披露してきた「ミドとパラソル」にとって、本作「いつかまぶしく輝くから」は初めてのオリジナル曲となります。
キャッチーなメロディにドラマティックなストーリーを織り交ぜた歌詞が印象的な楽曲です。
誰もが口ずさみたくなるサビのメロディとともに、
「いつかまぶしく輝くから / 拙い間違いも大丈夫」「心の中で疲れ果てた愛を抱いて / このまま負けないで」
というフレーズが、リスナーに勇気と希望を届けます。
人生の困難や挫折の中でも前を向く力を与えるメッセージが、バンド特有の温かな音楽性と見事に調和しています。
作詞・作曲を手掛けたのは、シンガーソングライターでありユダビンバンドのギタリストとしても活躍するイ・ジュンヒョン。
さらに、ドラマ『二十五、二十一』のOST楽曲「存在だけで」で知られるプロデューサーのマオ(MaO)が作詞に参加し、編曲はNaivが担当しています。
ミドとパラソルらしい純粋であたたかな想いが込められた本作は、聴く人の心をやさしく包み込み、これからも長く愛され続けることでしょう。
09. TOMORROW X TOGETHER 「その日が来れば」
5人組ボーイズグループTOMORROW X TOGETHER(トゥモローバイトゥゲザー)は、ライブパフォーマンスやダンスのシンクロ率の高さでも評価されており、2025年現在、K-POPシーンを牽引する存在となっています。
OSTにも積極的に参加し、『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』、『酔いしれるロマンス』、『深夜2時のシンデレラ』、『Melo Movie』など、幅広いジャンルのドラマで歌声を披露しています。
弾けるような心臓の鼓動を思わせるアコースティックギターのリフが印象的で、TOMORROW X TOGETHER(TXT)の清涼感あふれるボーカルがその上に重なり、リスナーの胸を高鳴らせます。
歌詞は、愛を叶えたい若者の純粋で情熱的な心情をストレートに描き出しており、TXTのメンバーたちのエモーショナルな歌声がそのメッセージを力強く届けます。
K-POPヒットメーカーとして名高いプロデュースチーム「GALACTIKA *」が作詞・作曲・編曲を手がけ、洗練されたサウンドプロダクションで楽曲の完成度を高めています。
10. コ・ユンジョン、シン・シア、カン・ユソク、ハン・イェジ 「ランニング」
『いつかは賢いレジデント生活』に出演したコ・ユンジョン、シン・シア、カン・ユソク、ハン・イェジが、本OSTの最後を飾りました。
「ランニング」は、1996年に音楽プロデューサーのユンサンが作曲、パク・チャンハが作詞した名曲のリメイクで、ポジティブなメッセージと軽快なメロディが印象的な楽曲です。
オリジナル曲が持つ明るいエネルギーを継承しつつ、フルートやピアノなどアコースティック楽器の絶妙な調和により、現代の感性で再解釈されています。
コ・ユンジョン、シン・シア、カン・ユソク、ハン・イェジの4人による歌声は、ナチュラルな魅力を持ち、歌詞に込められた前向きなメッセージをストレートに伝えています。「ランニング」というタイトル通り、未来に向かって力強く進む姿を連想させるこの曲は、ドラマ『いつかは賢いレジデント生活』のテーマにも見事にマッチし、視聴者に希望と活力を与えています。