イ・ヒョリ、RAIN(ピ)、ユ・ジェソクの3人ユニットSSAK3のデビュー曲「Beach Again(再びここ海辺)」を紹介します。
2020年のサマーソングはこの曲で決まり!
2020年7月18日リリースされた、夏を感じさせる爽快なナンバー「Beach Again(またこの海辺で)」を歌う無名グループが突如、韓国のヒットチャートを独占しています。
その名は、SSAK3(싹쓰리: サクスリー)。
まずは、SSAK3が歌うサマーソング「Beach Again」を聞いてみましょう。
この曲「Beach Again」は、イ・ヒョリの夫イ・サンスンが作曲し、楽曲制作チーム”ノヌンオリニ“が編曲を手掛けています。
90年代に流行っていたようなポップで踊りたくなるようなサウンドが再現されていて、明るく爽やかさを感じさせるブラスの音がこの曲を盛り上げる要素となっています。
注目するべき点は、イ・ヒョリとRAINの歌声の対比です。
Aメロやサビでの、イ・ヒョリのパートからRAINに変わった時のイ・ヒョリの歌声との対比が心地良く、その”心地良さ”を例えて表現すると、涼しい部屋から出た時の熱風が気持ち良いと感じるあの感覚です(笑)。
RAINの低音で温かみのある歌声も魅力の一つですね。
ユ・ジェソクの軽やかなラップに加えて、男女ボーカル(イ・ヒョリ+RAIN)という組み合わせは、男女混声グループKOYOTE(コヨーテ)を連想します。
SSAK3 プロフィール
MBCのバラエティ番組「遊ぶなら何する?」の企画で意気投合したコメディアンのユ・ジェソク、日本でも以前人気のあった歌手・俳優であるRain(ピ)、そして、韓国アイドル第1世代であるFin.K.L(ピンクル)に在籍していた紅一点イ・ヒョリの3人組異色グループ。
“SSAK3″というグループ名の由来は、”싹쓸이(独占する)“という意味で、チャートを独占したいという気持ちから付けられたそうです。
では、メンバー3人の紹介したいと思います。
イ・ヒョリ (メンバー名: Linda G)
本名: イ・ヒョリ(이효리)
1979年5月10日生まれ。
1998年ガールグループFin.K.Lのメンバーとしてデビューし、その後2003年からソロ活動を開始。
2013年には、歌手のイ・サンスンと結婚。
5thアルバム『MONOCHROME』(2013年5月リリース)を最後に表立った音楽活動は見られなくなりましたが、2019年には、IUのデビュー10周年記念アンコールコンサートにサプライズゲストで登場するなど、活動復帰が期待されていました。
そして2020年、SSAK3として華々しく復帰。
イ・ヒョリが2008年にリリースした大ヒット「U-Go-Girl」が、つい最近の曲のように思えましたが、もう12年の前のことです…。
K-POP Generationでは、2008年当時のイ・ヒョリがリリースした「彼女を愛さないで(그녀를 사랑하지마)」というバラードを(つたない文章で)紹介していました。
RAIN(ピ) (メンバー名: B-Ryong)
本名: チョン・ジフン(정지훈)
1982年6月25日生まれ。
1998年にダンスグループのメンバーとしてデビューするもののヒットに恵まれずに解散。その後、J.Y.Park(パク・ジニョン)に見出され、2002年にJYPエンターテインメントから歌手デビュー。
俳優としても活動し数々のドラマに出演し、そして『サイボーグでも大丈夫』(イム・スジョンとの共演)で初の映画出演も果たしました。
2017年には、女優キム・テヒと結婚しています。
最近では、ZICOとのコラボ曲「Summer Hate」(2020年7月リリース)が話題となっています。
ユ・ジェソク (メンバー名: U-Doragon)
本名: ユ・ジェソク(유재석)
1972年8月14日生まれ
コメディアンとしてデビューし、様々なバラエティ番組に出演すると同時にMCとしても活躍し、”国民のMC“というニックネームが付けられる程の人気があります。
2012年歌手PSYのヒット曲「江南スタイル」のMVでは、大きいサングラスと黄色いスーツでダサかっこよくダンスしているのが印象的でした。
2018年に音楽バラエティ番組「シュガーマン2」にユ・ヒヨルと二人でMCで出演し、トップコメディアンとしての地位を確立しています。
プロモーション活動
ショー!K-POPの中心 出演 2020.07.27
M COUNTDOWN 出演 2020.07.30
SSAK3の活動候補曲だったあの曲を…
SSAK3の楽曲として候補曲として「遊ぶなら何する?」の番組内で紹介された「Oh My Summer」という曲をKOYOTEに歌ってほしいという視聴者からの熱烈なリクエストによって、KOYOTEの新曲としてリリースが実現されるようです。
KOYOTEのキム・ジョンミンは、「SSAK3が使用しない楽曲がもったいない。僕たちにください」というコメントも彼らしくて面白いです(笑)
https://kbsworld.ne.jp/entertainment/view?blcSn=55109&rowNum=1
ティーウェイ航空 「Beach Again」カバーダンス映像
韓国の格安航空会社のティーウェイ航空の乗務員と整備士がダンスカバーを披露しています。済州往復航空券キャンペーンでのアピール動画となっています。
「Beach Again」海外45カ国のチャートにランクイン
7月30日のMnet「M COUNTDOWN」で1位を獲得し、さらにアジア圏(香港、台湾、マカオ、シンガポールなど)、アメリカを含めた海外45カ国のチャートにランクインするなど、快挙を記録しています。
https://www.wowkorea.jp/news/enter/2020/0731/10266300.html
この曲の大ヒットをきっかけに次のリリースがあるのか、それとも今回だけの企画ユニットで終わってしまうのか分かりませんが、2020年の夏を盛り上げてくれる「Beach Again」を聴いて、今この瞬間、この曲で楽しい時間を過ごしていきたいですね!